落ち着きがない、衝動的に行動する、不注意で忘れ物が多い......。これらは発達障害の一つであるADHD(注意欠如・多動症)の特徴だという。
「ADHDの子どもは、トラブルが多くて本人も周囲も大変ですが、正しく対応すれば必ず改善します」――。本書『ADHD 注意欠如・多動症の本』(主婦の友社)は、診断から治療、家庭や学校でのケアまでの最新情報をマンガ・イラストで紹介する。圧倒的にわかりやすい! ADHDの子ども本人と周囲にいる大人のための一冊。
■ADHDの特徴を年齢別にマンガで紹介
ADHDの子どもは、 家庭や学校でのトラブルや失敗が多く、本人も周囲もストレスを抱えることが多いという。その症状から「のび太・ジャイアン症候群」とも呼ばれているADHDの子どもの特徴を、年齢別にマンガで紹介する。
■今日からすぐ役立つ生活アドバイスが満載
著者の医師・司馬理英子さんは、日本にADHDを紹介し、20年以上にわたり子どもと周囲の大人のケアにあたってきた。豊富な治療経験から生まれた、生活に即したアドバイスをイラストで紹介する。トラブルが減り、本人も周囲も楽になる方法が満載。
■最新の診断基準や治療薬に対応
近年ADHDの研究が進んだ結果、診断基準や治療方法は変わりつつあり、また、ADHDの症状は適切な薬物療法を併用することで改善するケースも多いという。そうした最新の診断基準や治療情報を詳しく紹介する。
■学校関係者へのアドバイスも充実
ADHDの子どもは学校での学習や生活に困難を抱えることが多く、いじめや不登校につながるケースもあるという。学校や先生に求められる適切な対応を具体的にアドバイスする。保護者は本書のアドバイスをもとに先生に相談し、適切な対応をお願いする、という活用の仕方もできる。
■子どもに直接語りかけるアドバイス
ADHDの子どもは、日常生活でのさまざまな失敗やトラブルに困っていたり自信を失ったりしていることが多く、いじめに遭うケースもある。そうした子どもを勇気づけるとともに、失敗やトラブルを減らすにはどうしたらいいか、困ったときは周囲の大人にどう相談したらいいかを子どもに直接語りかけ、わかりやすくアドバイスする。
~本書の内容~
1 ADHDのサインを見逃さないで! ADHDの主な症例
2 正しく理解して、適切に対応しよう ADHDの症状・原因・対策
3 接し方を変えれば子どもも変わる 家庭でできるADHDとのつきあい方
4 生徒がいじめ、不登校に陥る前に学校の先生ができること
5 じょうずに取り入れよう! 役に立つ薬物療法の知識
6 ADHDをコントロールしている5人の子どもたち 治療実例集
7 ADHDとうまくつきあっていこう! 全国ののび太くん、ジャイアンくんへ
「発達障害」「ADHD」などの言葉は、メディアでも身近なところでも最近よく見聞きするようになった。それでも、わが子にADHDの傾向が見られる場合、またはADHDと診断された場合、親は一体どうしたらいいのか? そこはまったく未知数の人が多いだろう。そうした不安を解消する一つの手段として、「本人も周囲も楽になりのびのび生きていける」ヒントがつまった本書をぜひ読んでいただきたい。
■司馬理英子さんプロフィール
司馬クリニック院長。精神科医。医学博士。岡山大学医学部、 同大学院卒業。1983年渡米。アメリカで4人の子どもを育てるかたわら、ADHDについて研鑽を積む。97年『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)を刊行。同年帰国し、発達障害専門の司馬クリニックを開院。子どもと大人の女性の治療を行っている。『マンガでわかる もしかしてアスペルガー! ? 大人の発達障害と向き合う』『こころのクスリBOOKS よくわかる女性のアスペルガー症候群』『最新版 アスペルガー・ADHD 発達障害 シーン別解決ブック』など、著書多数。
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