新型コロナウイルスの影響で、大型連休中も家ですごすことになる。退屈する子どもたちにテレビやゲームばかりではなく、少しは勉強につながる本を与えたいと思うなら、「Mart」6・7月合併号(光文社)の記事「絵本の次に選びたい"育つ児童書"」が参考になりそうだ。
誌面では、教育アドバイザーで三男一女4人の子どもたちが全員、東京大学理科三類に合格したことで有名になった佐藤亮子さんこと佐藤ママと子育てインフルエンサーの木下ゆーきさん、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」に勤務する馬場里菜さんらが楽しみながら読めて、知らないうちに学力がつくおすすめの本を紹介している。
ここで、佐藤ママがすすめる本の一部を紹介しよう。
「るるぶ 地図でよくわかる 世界の国大百科」(JTBパブリッシング)
旅行ガイドブック「るるぶ」による学習地図帳。写真やイラストが豊富で子どもにも分かりやすい。佐藤さんが子どもの社会学習で「るるぶ」を教材にしていたのがきっかけで実現した本。同シリーズに「都道府県大百科」もある。
「遊び図鑑 いつでも どこでも だれとでも」(福音館書店)
草花遊びや鬼ごっこ、なわとびなど800種の遊びを掲載している。佐藤さんは親子でやりたいものに付せんを貼り、時間があるときに実践していたそうだ。手先を使うものも多く、器用さが磨かれるとしている。
「三国志」横山光輝 著(潮出版)
大人も楽しめるロングセラーの歴史マンガ。佐藤さんは今も使われることわざがたくさん入っているとして、教養として学んでおきたい内容を子どものうちにマンガで理解させたいと話している。
児童書を選ぶポイントは、イラスト・色使い・内容のわかりやすさ、努力しなくても楽しいと思えるもの、むずかしい基礎知識はマンガでアプローチすること。佐藤さん自身、子どもが大きくなっても読み聞かせを続け、声色の緩急やページをめくるときの演出など自分も楽しんでいたそうだ。そして、読んだ後にはお互いに感想を言い合う。
「我が家は長男と長女が7歳違いですが、年齢によって分けることはなし。それぞれの年齢で感じること、視点を話し合いました。小学校ではいくつもの教科を学ばなければなりませんが、授業やテストのための読書では面白くありません。頑張らなくても「いつの間にか壁を乗り越えていた」と思えるくらい夢中になり、"自分ゴト"にできる読書習慣が大切。楽しく、早めに取りかかれば、自然と点数に結びつきますよ!」
連休中の自宅ですごす時間には"親子で読書タイム"を設けてみては。
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