株式会社KADOKAWAから、新刊『ぼくたちの離婚』(角川新書)が発売された。離婚を経験した男性13人に、離婚に至るまでの経緯や顚末を聞いたルポルタージュ。WEBサイト「女子SPA!」の人気連載を書籍化したものだ。
あえて妻側の言い分は聞かず、あくまで夫の側から、夫の「勝手」な「史観」で自らの離婚劇を総括した。公では決して語られることのない離婚男性たちの胸の内が赤裸々に綴られている。
著者の稲田豊史さんは、1974年生まれ。DVD業界誌編集長、書籍編集者を経て2013年よりフリーランス。著書に『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』(PLANETS)、『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)。「サイゾー」「SPA!」などで執筆している。
「第1章 "家族"を背負えないぼくたち」「第2章 妻が浮気に走った理由」「第3章 こわれた伴侶」「第4章 業と因果と応報と」とおどろおどろしい章タイトルが並ぶ。
稲田さんは、「男性は親しい友人の前ですら、 自らの離婚について本音を言いたがりません。 なぜなら、 女性の離婚話が『被害報告』として同情を誘いやすい一方、 男の離婚話は『甲斐性なしの言い訳』として男性性を貶められるか、『努力不足』『自己責任』 と糾弾されがちだからです」と語っている。
なお、「いい夫婦の日(11月22日)」の前日となる21日に同じ離婚経験者であるライターの宮崎智之氏をゲストに著者トークイベント「ぼくたちは『いい夫婦の日』をどんなメンタルで迎えればよいのか」をB&B(東京都世田谷区)で20時から行う。
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