韓国でベストセラーになった『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)が邦訳され、日本でも話題になっているが、日本の書籍が韓国で翻訳されるケースも少なくない。本書『おいしい資本主義』(河出書房新社)もその一つ。日本では2015年刊。このほど『一日一時間の働きで最低限の暮らしを立てる』という主旨のタイトルで韓国版がSam&Parkers社から出版された。
著者の近藤康太郎さんは朝日新聞記者。現在は大分県の日田支局長兼編集委員。ニューヨークの特派員をしたこともあるが、最近は九州での米作りや狩猟の実生活体験のほか、日本人論を新聞に連載するなど同紙きっての超ユニーク記者として知られている。
本書は「アロハで田植えしてみました」という同紙人気連載をもとに大幅に加筆したもの。記者が「百姓」をしながら「資本主義」や「生き方」について考察している。
近藤さんによると、これまでに『アメリカが知らないアメリカ―世界帝国を動かす深奥部の力』『成長のない社会で、わたしたちはいかに生きていくべきなのか』など8冊の本を出しているが、朝日新聞本体で紹介されたことは一度もなかった。今回は早くも「東亜日報」から、著者インタビューを受け、びっくりしたそうだ。インタビュー記事は大きく報じられたという。
『82年生まれ、キム・ジヨン』はBOOKウォッチで、『おいしい資本主義』はJ-CASTトレンドで紹介済みだ。
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