デザインによるSDGs(持続可能な開発目標)に取り組んでいる九州大学大学院芸術工学研究院SDGsデザインユニットでは、SDGsデザイン国際賞を開催する。
国連は貧困、飢餓、エネルギー供給、気候変動など17の持続可能な開発目標を設定している。同ユニットでは、2018年は花王とコラボして、インドにおける衛生観念の啓発・衛生環境の改善を目的にした絵本『The Great Indian Cleaning Mission!』を英語版、ヒンディ語版、マラディ語版で制作し、今年(2019年)3月にインド・ムンバイの貧困地域にある2つの初等学校の児童約1000人に贈った。
さらに今年度の事業としてSDGsデザイン国際賞を開催する。(1)自然災害による被害の対策につながるデザイン(2)美しい海の豊さを守るためのデザイン(3)民族、国籍、年齢を超えて多様な人が共生するためのデザイン、の3つのテーマでデザインを公募する。募集開始は6月1日から同ユニット正規ウェブサイトから申請できる。
同ユニット長の井上滋樹教授は「人類の課題を解決しようと世界のクリエーターやデザイナーが動き出しています。世界中の学生たちが、斬新なアイデアを出し合い、その中から実際に社会実装をする作品が生まれたらどんなに素晴らしいでしょうか?学生のみなさんからの斬新なデザイン・アイデアを待っています」と期待を語っている。
また、これまでの活動をまとめた冊子『Design for SDGs 2019』(日本語版、英語版)を無料で50部配布する。問い合わせは同ユニット(eメール sdgs@design.kyushu-u.ac.jp ※@は半角)まで。
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