料理、洗濯などの家事は男女問わず面倒なものです。
しかし、家事にはやってみると楽しい「裏ワザ」がたくさんあります。
『覚えておきたい! 家事の基本大百科』(まめこ/著、扶桑社/刊)は、料理や掃除など、家事にまつわる便利なテクニックをコミック仕立てで紹介した、女性誌『エッセ』の人気連載の集大成。
今回はその中から、思わず試してみたくなる裏ワザを紹介します。
■フワフワトロトロのオムライスをつくる裏ワザ
大人も子どもも大好きなオムライス。しかし家庭でつくると、ケチャップライスがベチャベチャになってしまったり、卵が固すぎたり、なかなかうまくいきません。
オムライスのキモは何といっても「パラパラのライス」と「フワフワの卵」。これを家庭で実現するための裏ワザがこれです。
・具材と共に炒めているライスにケチャップを混ぜる時は、フライパンの中央に穴を開けるようにドーナツ型のスペースを作り、そこにケチャップを加える。
ケチャップをフライパンで直に加熱し、焼き付けることで、水分が飛んで、香りのよいパラパラのケチャップライスができます。
ケチャップはすぐにライスと混ぜずに、色が濃くなり、トロトロ感がなくなるまで加熱してから混ぜるのがポイントです。
・溶き卵にマヨネーズを入れる。
卵の主な成分であるタンパク質は火が通りやすいため、すぐにパサパサになってしまいます。しかし、油を含むマヨネーズを溶き卵に加えると、卵が空気を抱き込みやすくなるため、火の通りが遅くなり、ふわふわのオムレツをつくることができます。
■家庭でできる、シミ抜き達人の技
白地や生成りの服を着ることが多い季節ですが、食べ物をこぼしてしまったり、化粧品がついてしまったりで、お洒落着にシミをつけてしまった時はショックですよね。でも、手順を知っているだけで、洋服についたシミはかなりきれいに落とすことができます。
・まずは乾いたものでふき取ってから、おしぼりなどで叩く。
外出先でシミをつけてしまったからといって、慌てて水ぶきするのは逆効果。汚れが広がってしまいます。
まずは乾いたもので汚れをふき取ってから、水を絞ったおしぼりなどで、こすらず叩くようにふきましょう。
・家に帰ったらすぐにシミ抜き
シミ抜きは家に帰ったらすぐにやりましょう。
まずは、もう一度乾いたもので付着している固形物を取り除いた後、洗濯絵表示を見て家で洗えるものであれば、シミ抜き剤を裏地につけて色落ちしないかチェックします。
色落ちしないようなら、色素が裏移りしないように内側にティッシュを挟んで、シミ抜き剤をつけてつまみ洗いし、その後洗濯機で丸洗いします。
シミ抜き剤として有効なのは、化粧落とし用クレンジングオイル(化粧品のシミ)、台所用中性洗剤(食べ物ジミ)、酸素系漂白剤(カレー赤ワインなど色素の強いシミ)など。シミの種類から適したものを選びます。
料理、洗濯、裁縫、冠婚葬祭のマナーに至るまで、本書には家事全般にわたって基本的な知識と裏ワザが取り上げられています。
今回紹介した裏ワザのより詳細な解説も掲載されていますので、試してみたくなったという人はぜひ参考にしてみてください。
(新刊JP編集部)
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