〝ケンカ十段〟芦原英幸。1970年代に人気を博した漫画「空手バカ一代」に登場した伝説のから空手家で、無類の強さを誇った。
本書は、そんな芦原氏の最晩年を最も近くで支えた側近による評伝。その死から25年の沈黙を破って明らかにされる真実は、まさに「壮絶」の一言に尽きる。
芦原氏の強烈すぎる光と影、師匠である大山倍達氏への愛憎渦巻く思い、最愛の弟子だった二宮光城氏との涙の別れ...。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症してからの闘病生活も胸を打つ。文字盤で必死に意思疎通をはかる芦原氏。生を望む日もあれば、死を願う日もあったというその日々は、ALSという難病の真実も教えてくれる。
芦原氏の葬儀委員長も務めた著者だけに、芦原会館の跡目問題などを描くページにもリアリティーがある。偉人としてではなく、人間としての芦原氏を知ることができる。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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