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「『奴隷』になった犬、そして猫」 太田匡彦著

  • 書名 「奴隷」になった犬、そして猫
  • 監修・編集・著者名太田 匡彦 著
  • 出版社名朝日新聞出版
  • 出版年月日2019年11月20日
  • 定価本体1500円+税
  • 判型・ページ数四六判・448ページ
  • ISBN9784022516565

SNSや動画サイトで、犬や猫のカワイイしぐさに癒されたことのない人はいないのではないか。「ネコノミクス」という造語も登場し、その経済効果は2兆3000億円(2015年)という試算もあるそうだ。

だが、当の犬猫にとっては、明るい話題ばかりではない。いまも年間約5万匹の犬猫が全国の自治体で殺処分されているし、過酷な流通過程でときに「不良在庫」となり消える命も2万を超える。経済効果の裏側に、できれば知らないでおきたい不都合な真実があるのだ。

著者は現在、朝日新聞の特別報道部に所属する専門記者。これまで10年以上ペット流通を取材してきた。本書には「照明を1日12時間以上当てれば年3回は産める」「子猫は死ぬと冷凍庫」「不要犬は農薬で処分」など、強烈な言葉も出てくるが、犬猫たちの幸せために、ぜひ手に取ってほしい1冊だ。

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