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「日本史のミカタ」井上章一・本郷和人著

  • 書名 日本史のミカタ
  • 監修・編集・著者名井上章一・本郷和人
  • 出版社名祥伝社新書
  • 出版年月日2018年9月 1日
  • 定価840円+税
  • 判型・ページ数272ページ
  • ISBN9784396115456

オビに、テレビでもおなじみのカリスマ講師・林修氏の言葉「こんな見方があったのか。まったく違う日本史に興奮した」とあるように、「ミカタ」とは見方のこと。

確かに、日本には3つの国があった、室町幕府は日本の絶対王政、寺は租税回避地だった、明治維新の陰のスポンサーなど、これまでの常識を覆す「ミカタ」ばかり。しかも、事実と論理がきちんと組み立てられていて、納得するしかない。目からウロコが落ちました。

加えて、今回はじめて知ったのが、日本史の「ミカタ」には、関東史観(主に東大)と京都史観(主に京大)の2つがあるということ。その点でも、国際日本文化研究センターの井上教授と東大史料編纂所の本郷教授が闘っています。

その闘いは、武士を動かす「おねえさん力」など、時にユーモア交じりでとにかく面白い。早くも、続編を期待したい。

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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