通販で1本1000円もする「もんげー(岡山弁ですごい)バナナ」を知っているだろうか。1本1本包装され木箱で販売される。皮が薄くて糖度25度と、とても甘いし皮ごと食べられる。このバナナが日本に農業革命をもたらすと注目されている。
本来熱帯の植物であるバナナを、40年かけて冬には雪も降る岡山で栽培に成功したのが著者の田中節三氏だ。子供の頃、超高級品だったバナナを生まれ育った岡山で栽培したいという夢を抱き苦心の末にたどり着いたのが、「凍結解凍覚醒法」だった。
この技術で作物は寒いところでも育つようになる。そして、天敵である虫や細菌が育たない土地での栽培なので農薬も不要となる。高品質な作物を完全無農薬で大量収穫することが可能になったのだ。日本は食糧輸入国から輸出国に大転換するかもしれない。寒冷地を農地に変えれば、世界の食糧危機も解決!? まさに未来は1本のバナナからだ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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