30年以上経た今も、その原因をめぐって論争がつづく日航機墜落事故。運輸省事故調査委員会は、後部圧力隔壁の不適切な修理によって隔壁が破裂し、それが操縦系統の損壊を招いたと結論付けた。しかし近年でも、何者かによる撃墜や誤射が原因ではないかとする主張も消えない。
真相はどこにあるか。日本とは別に事故調査にあたった米側ではこの事故はいかに捉えられているか。事故から30年の節目を通信社のニューヨーク特派員として迎えた著者は関係者を訪ねて全米各地をめぐる。米運輸安全委員会や連邦航空局、ボーイング関係者、さらには"ハドソン川の奇跡"の英雄など、キーマンたちから証言を集めた取材は分厚い。
また、日本に取材の舞台を移しても、遺族や当時スクープを放った記者たちにあたり、人間の織りなすドラマとしても読ませる。「最後の証言」という題名に恥じない決定的なドキュメント。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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