石破茂代議士による「出馬宣言」や「政権構想」としてニュースでも取り上げられている本書だが、どちらかというと「政治家・石破茂入門」の趣が強いと言っていいだろう。ここでの主張を読めば、なぜ苦戦が予想されているにもかかわらず、9月の総裁選に挑むのかもクリアに見えてくる。
自民党を離党して、戻った経緯や安倍内閣で防衛相にならなかった理由など、すべての行動の背景には「政策」があった、というのが著者の主張。たとえ党が変節したとしても、政治家は自身が約束した「政策」をもとに判断し、国民に丁寧に説明すべきだと説く。
師の1人として仰ぐ渡辺美智雄氏の言葉「政策を知っていて、選挙も強い確信犯的な議員が20人もいたら世の中は変わる」が冒頭と最後に引用される。くしくも石破氏の派閥の人数が20人。今後の政局を読むうえでも重要な1冊といえる。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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