「超絶技巧」が代名詞で、一部のクラシックファン以外にはあまり注目されないパガニーニだが、生前の人気はすさまじかった。ナポレオンの姉妹がパガニーニを奪い合ったり、ウィーンでの公演の際にはコンサートチケットの代金の5グルデン紙幣が「パガニーナー」と呼ばれるほど、ハンカチやネクタイなどの「あやかりグッズ」もあふれ、イギリス滞在時には邦貨換算で80億円相当(!)を稼いだ、ともいう。
「悪魔ブーム」をブランディングに用い、巨万の富を築いた守銭奴にして女好き。その姿には、クラシックの演奏家というより、悪魔メークでおなじみのロックバンドKISSやデーモン閣下の先輩か? と言いたくなった。カトリック教会に埋葬を拒否され、遺体となっても欧州をさまよった彼には、「楽器を弾く幽霊」伝説も生まれたそうだが、そんなエピソードもなんだかロックっぽい。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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