平成29(2017)年4月17日に享年86で死去した渡部昇一氏の伝説の講演「日本人への遺言セミナー」(12年~16年)が、一周忌を追悼して書籍化されることになった。
「先生、日本人にこれだけは言い遺さなければならないと思われることだけを語ってください――」。そうお願いされてスタートしたセミナーで、知の巨人は何を語ったか。
戦後の左翼全盛の言論空間で、「東京裁判史観」「南京大虐殺」「従軍慰安婦問題」について、朝日新聞や極左団体らにひるむことなく正論を吐き続けた著者のメッセージは、最後まで明快で力強い。時に「日本人よ、『ガッツ』を持て!」と鼓舞し、「『朝日の落日』まで闘おう」と訴える言葉の一つひとつに、闘い続け、いまだ衰えない闘志がみなぎっていた。
歴史や政治や社会問題の深刻なテーマを、時折ユーモアを交えながら、テンポよく語る「渡部節」に是非酔いしれてほしい。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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