日本では、家庭や学校でもお金について学ぶ機会がほとんどない。本書は、経済評論家の山崎元氏が、長らく金融の世界で働いてきた経験から、わが子を含めた子供や若者に向けて本質的な知識を伝えておこう、とまとめたシンプルなお金の教科書だ。
第1章では、働くこと、生命保険、住居、老後資金など、ライフイベントに沿って、お金を損せず適切に扱うための方法が説かれている。第2章では、資産運用について「誰にとってもおおむね最適な」運用法がシンプルに提示されている。人生設計の基本公式、老後設計の基本公式、地雷リストなどのツールも役に立つ。第3章では、仮想通貨の登場やAIの発達といった環境変化に配慮しながら、未来のお金の心得について書かれている。
これを読めば、人生に必要なお金の知識が一通り身につく内容になっている。この春新社会人になった若者におすすめのの1冊だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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