「ドラッカー 5つの質問」山下淳一郎著

ドラッカーの理論に基づいた経営チームコンサルティングファームの代表がまとめた1冊。

冒頭に述べられているが、ドラッカー5つの質問は思想ではなく、行動を決定するもの。本著では「経営チーム」としての取り組み方について重点を置いている。

例えば、「経営理念、ミッション、ビジョン」これらの言葉の意味について、ロイヤルホストやニトリ、任天堂といった企業の実務例を取り上げて、それに沿ったドラッカーの言葉と質問項目があり、読者はそこへ手書きができるスペースを設けてあるので、それを利用するのも一手である。

ドラッカー理論に基づいた経営チームのマネジメントの父、ドラッカーの問いは、経営構築の礎だろう。その問いを常に忘れずに答え続けていくことが、企業の発展・成長へとつながっていくはずだ。

会社経営の座右に置きたい書だ。