「一生使える脳　専門家が教える40代からの新健康常識」長谷川嘉哉著

厚生労働省の調査（2012年）によると、65歳以上の高齢者は過去最高の3079万人、そのうち認知症患者462万人、認知症予備軍400万人と、実に7人に2人がどちらかに当てはまる危機的状況だ。本書では、毎月1000人の認知症患者を診る医師が、「一生使える脳」をつくる、30代から50代の過ごし方を明らかにする。

たとえば「脳は鍛えるのではなく効率よく使え」「片足立ちがボケを遠ざける」「タマゴはプロテインスコア満点の超栄養食品」「塩分はカラダに悪くない」「A4一枚アウトプット読書法」など具体的なアドバイスを満載。さらに「かな拾いテスト」で前頭葉機能をチェック、「危ない健康習慣チェックシート」など内容は盛りだくさんだ。ちなみに好きなだけたばこ、お酒をたしなみ続けると寿命は65歳だそうだ。思わず背筋に冷たいものが走る指摘だ。人生100年時代、ボケを遠ざけ、仕事、人生の成果を最大化する方法。