世の中は自分の思うようにならないものと分かっていても、つまらないことで怒ったり、人に嫉妬したり。一方、過剰なストレスを受けながら、恨みを抱き、迷いは晴れない...誰しもが抱えている「めんどうな心」をどうしたら楽にできるのか。そんな疑問に禅宗の和尚たちが答えようというのが本書だ。
鎌倉の名刹(めいさつ)・建長寺派の面々というから身構えて読むと良い意味で裏切られる。聞き手の素朴な質問に対する姿から、禅僧といえども一人の弱い人間なのだということが伺える。行きつ戻りつしながらたどり着いた現在にいたるまでの姿を語る本音トーク。小難しい仏教の理念などはいったん脇に置いて、悩みを解決するヒントを分かりやすく説いてくれるのが何ともありがたい。
まずは、あるがままの自分を肯定的に認めることから始めることが肝要なのだということも納得できる。繰り返し読むたびに発見のある1冊だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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