「国際法で読み解く戦後史の真実」倉山満著

話題となった前作『国際法で読み解く世界史の真実』（PHP新書）で、国際法とは何かを説き、世界の歴史の構図を明らかにした著者が、こんどは現代世界の謎を一刀両断！

東西冷戦、朝鮮戦争、中国の暴虐、中東の動乱...第2次世界大戦後、国連をつくり戦争をなくそうとした世界で、なぜ残虐な殺戮（さつりく）が続くのか？　実は、「人類史は進歩している」と考えるのは大間違い。冷戦と革命と地域紛争と虐殺に明け暮れた戦後期は、むしろ「野蛮に退化した時代」だった。文明のルールだった「国際法」を、米ソが破壊したからだ。

戦争根絶、民族自決、共産主義などの理想が、いかに野蛮な世界を作ったか。この世界でどのように日本が生き残ればいいのか。国際法を切り口として現代史を見ていくと、その大きな流れと各国の思惑が驚くほどによくわかる！　戦後から現代までの、世界情勢の謎と闇を解明する斬新な現代史。