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「プリンスとパープル・レイン」アラン・ライト著

  1984年にリリースされた名盤『パープル・レイン』は、同名の自伝的映画のサウンドトラックにして、プリンスの代表作だ。その『パープル・レイン』期における映画の撮影開始までの様子から、楽曲制作、ライブ・シーン撮影のエピソードなど、プリンスを取り巻く当時の状況をドキュメンタリー風に描いた初の研究書となっている。
 ヴァイブ誌、スピン誌などの編集長を歴任にした著者は、映画製作に携わった関係者やバンド・メンバーらから証言を収集。これまで語られなかった真実のプリンス像が細やかに描写されており、読み応えは十分だ。
 突然の訃報(2016年4月21日)から1年がたとうとしているが、今も周辺は騒がしく、ワーナー時代の作品のストリーミング配信が開始。未発表音源集、ライブDVDに加え、『パープル・レイン』のリマスター盤も6月に発売されることが決定した。プリンス熱がさめることはなさそうだ。 

書名:プリンスとパープル・レイン著者:アラン・ライト発行:DU BOOKS定価:2500円+税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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