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『中国の越えがたい「9つの壁」』沈才彬著

  日本を追い抜き、世界2位の経済大国になった中国。2030年までにGDPがアメリカを抜き世界1位になると予測されているが、それで中国が覇権国家になれるわけではない。
 そもそも中国は先進国でもなく、共産党政権の乗り越えなければいけない高い壁がいくつも待ち構えている。その壁こそ、「中所得国の罠」「アメリカ」「南シナ海」「TPP」「AIIB」「人民元」「北朝鮮」「台湾」「日中関係」という9つの壁である。これらの壁を乗り越えられなければ、中国は中進国に甘んじることになる。
 さらに、「共産党政権5代目の罠」が待ち構えている。途中の短命政権を除くと、旧ソ連は5代目で崩壊しており、習近平主席も5代目にあたる。習主席はラストエンペラーになるのか?
 中国の政財界に太いパイプを持つ著者が、民主主義への移行が避けられないといわれる中国の行く末を検証していく。 

書名:中国の越えがたい「9つの壁」著者:沈才彬発行:角川新書定価:900円+税

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