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「立体妖怪図鑑」兵庫県立歴史博物館編

  兵庫県立歴史博物館で開催中の「立体妖怪図鑑―妖怪天国ニッポンpartⅡ―」展の図録。お化け屋敷の人形からフィギュアまで、妖怪立体造形に焦点を当てる。
 1部・描かれた妖怪では、百鬼夜行絵巻・妖怪図鑑・おもちゃ絵。2部・江戸の立体妖怪では、妖怪根付・人形浄瑠璃と妖怪・お化け屋敷。3部・郷土玩具と妖怪では、江戸玩具の妖怪・神戸人形・妖怪張り子。4部・現代の妖怪造形では、現代の妖怪フィギュアなどを中心に、オールカラーで紹介。
 江戸時代、都市の人々により妖怪はフィクションとして楽しまれるようになり、多くの妖怪画や玩具、娯楽などが生み出された。その多くは平面で、妖怪を立体的に造形することに強いタブー意識があった。近代に人形・郷土玩具のコレクターが現れて感覚が変わり、さまざまな形で妖怪は立体に表現され始めた。日本人は妖怪をどのように造形化してきたのか、変遷と歴史が明らかになる。 

書名:立体妖怪図鑑
著者:兵庫県立歴史博物館編
発行:KADOKAWA
定価:1800円+税

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