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「夫に死んでほしい妻たち」小林美希著

夕刊フジの書評から
2016/5/11
 　「お前、何やってんの!?ふざけんな、死ね!!」。朝のリビングルームで、子供の世話にてんてこ舞いの妻から、ゆったりくつろぐ夫に怒声が飛ぶ…。
　家事や育児で、妻の“してほしい”と夫の“しているつもり”の差は、世の男性たちが想像しているよりもはるかに大きい。
　毎朝子供を保育園に送り、週に一度料理をつくったりするだけで自信満々な夫に、日々不満をため込んでいく妻。やがて、怒りを爆発させることにも疲れた妻が抱く、離婚よりも恐ろしい願望とは。
　女性や若者の労働問題に鋭く斬り込む著者の最新書き下ろしとなる本書。「１億総活躍社会」のかけ声と裏腹に、非正規雇用の増加や、いまだ改善が進まない女性に不利な社会制度などを背景として、いまそこにある「夫婦崩壊」の現場をルポする。
　妻たちの怖ーい本音に、男性読者は戦慄必至の禁断の書だ。

書名：夫に死んでほしい妻たち
著者：小林美希
発行：朝日新書
定価：780円＋税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代～60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」（http://www.zakzak.co.jp/）で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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