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「国体の危機」藤田裕行著

  「国体」というと、最近の若者は国民体育大会と思うようだが、本来、国体とは「この国はどのような国であるか」を示す言葉。日本の国体を忘れた21世紀の日本人に、日本の国体を感じて生きることの大切さを訴える。
 本書は、古事記の神話から、戦前に文部省が発行した「国体の本義」、外国人識者の見解なども紹介して、日本の国柄を熱く語る。歴史上の人物がどのように国難を乗り切り、国体を守ってきたかも、資料を示して論じる。
 著者は、英国人ジャーナリスト、ヘンリー・S・ストークス氏の翻訳本を3年で7冊出している(累計25万部)。東京・有楽町の日本外国特派員協会を拠点とする国際ジャーナリストだ。
 読み終わると、本の帯にある「日本の危機は、人類の危機」という言葉の意味がよく分かる。現代の日本人に、日本人である誇りを取り戻させてくれる1冊だ。

書名:国体の危機
著者:藤田裕行
発行:アイバス出版
定価:1400円+税

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