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「されど人生エロエロ」みうらじゅん著

  ある時はイメクラで社長プレーに挑戦し、ある時はボウリング場で股間の「マイボール」に思いをはせ、またある時は「ゆるキャラの中の人」とハッピを着た付添人の不倫関係を妄想する…。
 “人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた”のフレーズでおなじみ、「週刊文春」人気連載の単行本第2弾がついに登場した。
 1冊に80話も収録されているので、著者は80話×2巻、すでに160話以上ものエロ話を毎週書き続けていることになる。エロの中に笑いと涙と青春と哀愁がつまった名エッセーの数々は、もはや落語の名人芸のようだ(今回の単行本には、「艶笑落語『剃毛屋』という創作落語も収録されている)。
 話のオチを効果的にサポートしている、迫力のある挿絵にも注目を。単行本化の際に大幅な加筆・修正が行われているので、連載で読んでいた人にもおすすめしたい。

書名:されど人生エロエロ
著者:みうらじゅん
発行:文芸春秋
定価:1250円+税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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