本を知る。本で知る。

「創価学会を語る」佐藤優・松岡幹夫著

  創価学会について、神学に造詣が深い作家・佐藤優氏と、僧侶で日蓮研究者の松岡幹夫氏が、多角的に語り尽くした対談集。
 経歴は異なるが、論者の2人には共通点が多いという。佐藤氏は同志社大で神学を学び、外務省勤務、その後、“国策捜査”で500日以上拘留。松岡氏は創価大学を卒業後、日蓮正宗・大石寺にて出家。“学会のスパイ”と見なされ、400日以上監視・尾行される“監獄生活”を送ったという。
 そんな2人が、公明党を通じた政治参加や国家との向き合い方、キリスト教、イスラム教と並ぶ世界宗教への飛躍、池田大作名誉会長による「創価思想の完成」などに関して論じた。
 佐藤氏によれば、キリスト教がユダヤ教の宗門から決別して世界宗教になったように、創価学会は日蓮正宗と決別して世界宗教になるという。政治や国家との関係に関する指摘もこれからの日本を考えるうえで興味深い。

書名:創価学会を語る
著者:佐藤優・松岡幹夫著
発行:第三文明社
定価:1000円+税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

記事一覧 公式サイト

夕刊フジの書評からの一覧

一覧をみる

書籍アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

漫画アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!

広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?