好きな異性のことをあれこれと考えてしまうことは、青春時代に誰でもある経験ではないだろうか。あれこれ考えたり思ったりしたことを、淡い思い出として心の中にしまっている方も多いかもしれない。しかし、心にしまうどころか出版してしまった人もいる。
山里亮太(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)さんは、心の中で抱いた異性への妄想を綴り2010年から月刊誌「B.L.T」に発表していた。本作『あのコの夢を見たんです。』(東京ニュース通信社)は、数々の妄想の中から16作をピックアップして収録したものだ。
出版に先立ち、評者は山里さんに取材する機会があった。山里さんは、執筆にあたって、妄想の中なら何でもできる、どこにでも行けると妄想の創作性を熱く語っていた。
印象に残ったポイントをいくつか紹介したい。
山里さんは、今回収録したストーリーの対象になった女優やアイドルご本人に、あらかじめ収録の許可を確認したそうだ。そうしたところ、全員から収録OKの許諾があっただけでなく、丁寧な"お返事"をいただいたとのこと。きっかけは妄想だが、リアルに「ラブレターの返事をもらったみたい」と笑みを浮かべた。
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