読むべき本、見逃していない?

やせる力をつけるために...スープを食べる

「腹ペタ」スープダイエット

 日を追うごとに気温はクールダウン。「食」についてのテレビCMは湯気が立つビジュアルが増えてきた。近年はそうしたメニューのなかで、スープが存在感を高めている。それは、野菜もたっぷり摂れて健康に良さそうだからに違いない。レシピしだいでダイエットにも効果大とか。今冬はさらにブームになるかも。

半年間で20キロ減、20年維持

 スープ本はこれまでにも数々あったが、だいたいは「速い、うまい、安い」をウリにしたものだが、本書『「腹ペタ」スープダイエット』(講談社)は、それらに加えて、ダイエットの悩み解消を請け負っている。

 深夜の食事、代謝の低下、産後体形の悩み、腹八分目では満足できない、運動なしでやせたい...などなど。自分では変えられない生活サイクルや、抗しきれないエイジングなどから、ラクして減量という身勝手な(?)願いでも、スープを工夫すればなんとかなるという。

 著者の藤井香江(かえ)さんは、独自の食事法を開発したことで知られる簡単ダイエットの専門家。これまでにも「朝ジュース」や「夜スープ」のレシピを考案して自らの食生活にも採り入れて「太らないからだを手に入れた」と胸を張る。20年前に身長160センチに対し体重は70キロほどあり「肥満体型」に悩んでいたが、半年間で20キロの減量に成功。以来、20年以上にわたって体重をキープしている。これまでのウエートコントロールでスープが最適であることが分かり、その体験から本書を執筆したものだ。

「6つの最強野菜」

 レシピは数々紹介されているが、欠かせないのは「6つの最強野菜」。タマネギ、ニンジン、キャベツ、プチトマト、ブロッコリー、ダイコンだ。これらに足して「やせパワー」の強化を促すのが、ショウガ、ニンニク、自然塩、昆布の4種類。ショウガやニンニクはチューブ製品でもいいし、苦手なら入れなくてもいい。これらを刻んで鍋で30分ほど煮れば「スープの素」が出来上がり。小分けにして冷蔵庫や冷凍庫で保存して、味を変えて食べるようにすれば毎日でもイケる。

 本書のなかほどには、腹ペタスープを1か月体験した7人の写真つきレポートが挟まれている。「毎日飲み会、酒を減らせない」という42歳の男性会社員は、3キロ減でウエスト周りが9センチ減ったと報告。45歳女性はダイエット効果のほか肌年齢の若返りを喜んでいる。本書には、他の食事に合わせて3日間コースや2週間コースなどを紹介。「ご飯を食べてもやせる」として、そのテクニックも公開した。

インスタ映えではサラダに負けるが...

 インスタ映えでは劣るとかで、飲食店でのチョイスではサラダの人気が勝るとされるスープだが、この数年の間に街にはファストフードのチェーン店が増え、若い女性らを中心ににぎわっている。スーパーにも数多くの製品が並び、冬に向かってますますそのスペースが広がりそうだ。

 本書によるとスープは具材や作り方次第で、減量ばかりか、血糖値下げやアンチエイジングなどにも効果が期待できるという。本来スープは、食欲増進などのためにメーンの前に供されるものだが、薬膳的メニューとして家庭では主菜になれそうだ。

  • 書名 「腹ペタ」スープダイエット
  • サブタイトル作りおきで、かんたん!
  • 監修・編集・著者名藤井 香江 著
  • 出版社名講談社
  • 出版年月日2018年9月14日
  • 定価本体1200円+税
  • 判型・ページ数A5判・96ページ
  • ISBN9784062998925

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