新年を迎えて「一年の計」に「今年こそ...」と目標を掲げながら、いつの間にか忘れてしまった経験を持つ人は多いはず。本書は「大きな目標も行動が伴わなければ意味がない」と指摘。人はつねに自己の管理能力を過大評価しているという調査結果などを引き合いに出し、小さなことからコツコツと...と実行することを薦める。
著者は「新年の誓いの達成率が8%」ということを知り、新年から何かを始めるのをやめた。ならば、年の暮れからトライしようと30分の筋トレの実行を決めたのだが、それすらも決めたはいいがやる気にならない。そして思い切って目標をスケールダウン。まず「腕立て伏せ1回」から始めることにした。
そして、それが、30分の筋トレに発展し、さらにはジム通いにまでとやる気は伸びた。そうした経験をもとに、積み重ねが成功のカギと説く。
「小さな習慣とは何か?」と第1章で紹介し、そして、継続するための「脳を味方にする効果的な方法」や「小さな習慣を成功させるための心構え」を説明し、それらを受け「大きな変化をもたらす『小さな習慣』8つのステップ」について具体的に述べる。
評者の、丸善・ジュンク堂書店営業本部の宮野源太郎さんは「意志力を鍛えるための著作」と位置付け「取り組みが習慣化するのは意志の力であり、それを鍛える際に立ちはだかる『5つの敵』との戦い方を指南します」と述べている。
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