1903年12月12日、ライト兄弟は「ライトフライヤー号」で、人類初めての有人動力飛行を成功させた。本書は二度のピュリッツァー賞を受賞した手練れの書き手、デヴィッド・マカルーがぼうだいな彼らの日記、手紙をもとに、彼らの成功を支えた力を解き明かしたものだ。
アメリカでは、2015年にベストセラーとなり、アマゾンの2015年ベスト・ブックにも選ばれた。ライト兄弟の伝記の決定版と言えよう。彼らは自分たちの商売(自転車屋)で資金を稼ぎ、多くの協力者を巻き込んで、プロジェクトを成功させた。情熱以外の何が成功をもたらしたのか。彼らの発明はすんなり世界に受け入れられた訳ではない。彼らはヨーロッパに渡り、展示飛行を行い、飛行機の可能性を証明した。
評者の八谷和彦氏(東京芸大准教授)は「なにかを成し遂げるというのが具体的にどういう活動になるのか、それを知りたい人にはおすすめの一冊です」と、推薦している。
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