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がんや認知症予防に効果がある「食」を紹介

病気にならない食べ方はどっち?

 がん、生活習慣病、認知症など、加齢にともない気になりはじめる病気の予防に効果がある「食」を、医師らがわかりやすく紹介する。「がん予防になる食べ方はどっち?」のように、読者に問いかける二択形式のアプローチで構成され、比較しながらの解説が分かりやすい。

 「がん予防になる食べ方」では、部位別のがん予防に効果がある食材を紹介し、その調理法を「どっち?」と問いかけながら紹介。「生活習慣病にならない食べ方」では、高血圧、肥満、糖尿病など症状別に効果的メニューを解説している。

 健康情報を扱うテレビ番組やウェブサイトが近年増えているが、本書ではそれらで紹介された情報がひとりあるきし、「迷信化」しているような例があることを指摘。病気別の各章で、それぞれの分野で第一線の医師らが、自ら実践している食事法を具体的に解説している。

 「どっち?」のアプローチで紹介しているのは42項目。がん、生活習慣病、認知症についてのほか「体の不調に効く食べ方」「加齢による不調を防ぐ食べ方」にそれぞれ1章ずつを充てた。

 最終章「健康寿命を延ばす食べ方は?」は、80歳の現役医師インタビュー。同医師が「私にとって健康食とは、アルコールと一緒に好きなものを食べて『うまいなあ』と思うことです」と述べているのが印象的。晩酌は毎日で、休肝日は20年ほど前にあっただけという。

  • 書名 病気にならない食べ方はどっち?
  • 監修・編集・著者名大柳 珠美 著
  • 出版社名SBクリエイティブ
  • 出版年月日2017年7月25日
  • 定価本体1300円+税
  • 判型・ページ数四六判・207ページ
  • ISBN9784797393347

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