酒井さんが2003年に書いた『負け犬の遠吠え』は、社会現象にもなり、以後「負け犬」と卑下する女性が見られるようになった。
最近では、「○○女子」なるネーミングが街に、会社にあふれ、うんざりしていたが、これはすごい。『男尊女子』。言うまでもなく「男尊女卑」をもじった著者の造語だが、批評性を備え、かつ本質をついた、すごいことばではないだろうか。
運動部の女子マネージャー、夫を主人と呼びたがる妻など、「男尊女子」の列伝である。「男が上、女が下」で充足する女性たち。
アエラのインタビューで著者は、「下でいるということには無責任という快楽がついている」と彼女らに手厳しい。
「男尊女子」、今年の流行語になるかも。
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