人生においてなにか意味のあることをしたいと思っている人は多くいますが、頭の中にあるアイデアを形にできる人は、そう多くはありません。自分がもつリソースをうまく使って、その目標を達成する道筋を示すのが、本書の役割です。
想像力、クリエイティビティ、イノベーション、起業家精神をはっきりと区別・定義し、それらが互いにどう作用するか、ひらめきをどう実現させるかを伝えます。
スタンフォード大学で長年ベンチャー教育を率いてきた著者が、「自分の手で人生を切り拓く方法」をだれもが実践できるフレームワークとして組み立て、豊富なエピソードを交えながら伝授する集中講義です。
【目次】
序 章 ── ひらめきを形に
第Ⅰ部 想像力
第1章 どっぷり浸かる ── 建物のなかに入る鍵
第2章 ビジョンを描く ── 世界があなたの舞台
第Ⅱ部 クリエイティビティ
第3章 やる気を高める ── 顧客は自分自身
第4章 実験を繰り返す ── 卵は割れてもかまわない
第Ⅲ部 イノベーション
第5章 フォーカスする ── ゴミ箱のなかを整理する
第6章 フレームを変える ── 脳に刷り込む
第Ⅳ部 起業家精神
第7章 粘り強く続ける ── 何がボートを浮かせるのか
第8章 周りを巻き込む ── 物語を聴かせて
終 章 ── 終わりは始まり
【著者プロフィール】
ティナ・シーリグ(TinaSeelig)
スタンフォード大学医学大学院で神経科学の博士号を取得。現在、スタンフォード大学工学部教授およびスタンフォード・テクノロジー・ベンチャーズ・プログラム(STVP)のエグゼクティブ・ディレクター。米国立科学財団とSTVPが出資するエピセンター(イノベーション創出のための工学教育センター)のディレクターでもある。さらに、ハッソ・プラットナー・デザイン研究所(通称d.school)でアントレプレナーシップとイノベーションの講座を担当。工学教育での活動を評価され、2009年に権威あるゴードン賞を受賞。著書に『20歳のときに知っておきたかったこと』『未来を発明するためにいまできること』(いずれもCCCメディアハウス)などがある。
書名:スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義 著者:ティナ・シーリグ 訳者:高遠裕子 解説者:三ツ松 新 発売日:2016/1/28 定価:本体1500円(税別)