グズグズして動けない人への8つの処方箋

 動かないことがリスクになる。
仕事でも学業でもプライベートの人間関係でも、何か始めようとすると頭に浮かぶのが失敗した場合の「不安」や「恥ずかしさ」です。腰が重くて成功することは稀だと頭で理解していても、なぜかすぐに動くことができません。わかっているのに動けないのはなぜなのでしょうか。植西聰氏が上梓した『いいことがいっぱい起こる すぐに動く人になる8つのコツ』では、あなたの行動にストップをかけている要素を明らかにし、グズグズした毎日から抜け出す方法を解説しています。

すぐ動くことに対する心理的な抵抗は、動かない自分を正当化してしまいます。自分自身の足を引っ張るネガティブな感情をいかに取り払うかが、すぐ動くことへの第一歩です。
まず、最初のポイントとして、「手の届く目標」を持ちましょう。動かなければいけない機会は突然やってきます。一歩でも判断が遅れてしまえば動き出せず、チャンスを逃してしまいます。素早く判断し、俊敏に動き出すことが人生を大きく発展させるきっかけとなります。

本書には、この他7つのポイントとともにいいことがいっぱい起こるコツが書かれています。もちろん、すぐ動くことで失敗することもありますが、成功者と呼ばれる人たちは動かないことによる後悔よりも動くことによる失敗を選びます。動き出しは完璧でなくても構いません。ホンダの創業者・本田宗一郎氏やiPS細胞研究の第一人者・山中伸弥氏は、すぐ動いて一足早く問題を見つけ、解決方法を生み出し、他人に先駆けて次のステップへと進んでいきました。失敗体験をヒントにして創意工夫を怠らないことで成功を手中に収めたのです。

グズグズした自分に別れを告げて、日常を少しずつ変えていきましょう。「すぐ動く」人になって前へ進めば、あなたを見る周りの目がちょっと変わっているかもしれません。

 
 
 

『いいことがいっぱい起こる　すぐ動く人になる8つのコツ』
著者：植西 聰
発売：実業之日本社