もし、同時代を生きた偉人たちが国境を超えて語り合ったら?
そんな夢のある発想から生まれたこの本。
■ローマのカラカラ帝、曹操、卑弥呼
■エリザベス1世、徳川家康
■坂本龍馬、エイブラハム・リンカーン
それぞれの時代に、それぞれの悩みを抱え、生き抜いた彼らは何を語るのか?
例えば、第一回サミット開催は216年。
テーマは「市民権は必要か」
ローマのカラカラ帝が、自慢の大浴場オープンに合わせ、
曹操・諸葛亮孔明・卑弥呼を招待する場面から会議は始まる。
あれ?たしか曹操と孔明は赤壁の戦いで敵同士だったのでは…
そんな思いを巡らせながら読み進めていく楽しさもある。
世の中は、歴史ブーム。
面白くてためになる一冊だ。
【局アナnet】 岡田紀子(フリーアナウンサー、ライター)
http://www.kyokuana.net/profile.html?id=173出版:徳間書店
著者:浅野典夫
発行:2012年1月31日
定価:1400円(+税)