首都圏の郊外でも「地方」と同様に人口減少が進んでいるという。前著『東京は郊外から消えていく!』の続編として書かれた本書では、豊富な人口統計やアンケートを駆使して、具体的にどこが魅力的な街として生き残るかを書いている。 「ベットタウンをやめて、昼働けて、起業もできる街に」「郊外に夜の娯楽を復活せよ」と建設的な提言も多い。 パルコが発行していたマーケティング雑誌「アクロス」の編集長として、1980年代以降、著者は郊外住宅地の調査にかかわってきた。その頃「郊外の人口が減るとは考えもしなかった」と書いている。 働き方によって、生き方、住まい方も変わる。団塊の世代の退職、若者の起業や地方移住への志向。一枚岩ではない多様な働き方によって、郊外も変わるかもしれない。そんなささやかな希望もある。
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