30歳を過ぎて韓国の俳優にハマり、韓国語の勉強を始めたというhimeさん。
まずは独学からと本を買い込んだものの、読む気にならず、会社帰りに韓国語教室に通い始める。しかし、1年経ってもまともに聞き取れず、35歳で会社を辞め、韓国へ2年間留学することを決意。ときに遠回りをしながらも、さまざまな勉強法を試して韓国語を習得し、仕事の幅もグンと広がっていったそうだ。
そんなhimeさんの新著『やさしい文法だから楽しく読める！ 絵とストーリーで学ぶ hime式韓国語』（高橋書店）が刊行された。
本書は、初級者が覚えたい単語と文法で構成。himeさんのイラストを見て、himeさんオリジナルのおはなしを読んで、初級・中級レベルの学習者がワクワクしながらステップアップできる韓国語学習本となっている。音声ダウンロード付き。
■本書の特徴
1 おはなしを読むごとにレベルUP！
1話ずつ新しい文法を学んでいく。1話で学んだ文法は、2話以降も出てくる。前のおはなしで見慣れなかった文法も、後半に進むにつれてだんだん慣れてくる。
2 イラストとオリジナルストーリーで脳を楽しませる！
脳には、新しいものに反応し、感情が動くと記憶に残りやすい、という性質がある。単調だと脳が飽きてしまうため、イラストのタッチやキャラを変えて描かれている。
■効果的な使い方
himeさんの経験では、ひたすらテキストを読んだり単語を覚えたりするインプット中心の勉強ばかりでは、成長を感じられなかったという。そこで本書は、読む・聞く・書くの3つの能力を伸ばすことを目指して作られている。
1 韓国語だけでおはなしを楽しむ
意味を予想しながら、読み進める。
2 おはなしをもう一度楽しみながら日本語訳をチェック
ストーリーを予想しながら一通り読んだら、日本語でじっくりストーリーを楽しむ。
3 単語をチェック
新しく出合った単語や表現は、語呂合わせなどで覚える。
4 文法をチェック
それぞれのおはなしで「覚えて欲しい文法」が説明されている。知らない文法は確認する。
5 聞いて書く勉強法（ディクテーション）に挑戦！
（ ）の部分を聞き取って書くことに挑戦する。余裕が出てきたら、1行まるごと聞き取って書いてみる。
K-POPも韓国ドラマも沼落ち。はじめは鑑賞するだけで満たされていたはずが、彼らの言っていることを字幕なしでわかるようになりたい、という欲求が、いつしかむくむくと芽生えてきた。しかし、一体なにから手をつけたらいいものか......。
そこで本書の出番である。韓国語をゼロから必死に学んで磨いてきたhimeさんの勉強法は、韓国語学習の1つの道しるべになるだろう。「好き」を原動力に、あなたも韓国語学習を始めてみては。
■目次
はじめに
この本のとくちょうと効果的な使い方
おはなしの紹介
おはなし1 なんの料理かな？
日本語訳と単語をチェック！
この章で学ぶ文法〈（名詞）です・ではありません〉
聞き取りに挑戦！
おはなし2 ねこのお寿司屋
日本語訳と単語をチェック！
この章で学ぶ文法〈（動詞・形容詞の）です・ます〉
聞き取りに挑戦！
Quiz time 当ててみて！
おはなし3 ソウルタワーの休日
日本語訳と単語をチェック！
この章で学ぶ文法〈否定・不可能〉
聞き取りに挑戦！
おはなし4 おじいさんのタオル
日本語訳と単語をチェック！
この章で学ぶ文法〈過去形〉
聞き取りに挑戦！
おかわり！Quiz time 当ててみて！
おはなし5 しあわせってなあに？
日本語訳と単語をチェック！
この章で学ぶ文法〈形容詞で名詞を修飾〉
聞き取りに挑戦！
巻末
出てきた表現一覧
出てきた擬態語・擬声語一覧
おわりに
索引
■himeさんプロフィール
ひめ／韓国語学習書作家、イラストレーター。累計35万部を超える韓国語教材「hime式」シリーズの著者。35歳でそれまで勤めていた会社を辞め、韓国へ語学留学、高麗大学語学堂6級修了。帰国後始めた韓国ブログ「アラフォーから韓国マニアの果てなき野望！」が人気となり仕事の幅を広げる。現在は韓国語教材の執筆、イラスト、デザインなどを手がけながら、東京浅草橋のhime shopを運営（オンラインショップもあり）。 Made in Koreaのバッグの企画・制作・販売も行う。店舗には韓国語を学習している人も多く来店し、学習の悩みを聞いたり、アドバイスなどもしている。著書は『イラストで覚える hime式 たのしい韓国語単語帳』（高橋書店）、『hime式 イラスト＆書いて覚える韓国語文法ドリル』（KADOKAWA）など多数。
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