2023年11月24日、現役医師でミステリー作家の知念実希人さんの最新小説『となりのナースエイド』(KADOKAWA)が発売された。すでに2024年1月より日本テレビ系で連続ドラマ化が決定しており、川栄李奈さんが主演を務める予定。
「患者の心に寄り添い癒すのも、医療の役割です」
本作は、医療行為を行わず看護師のサポートをする仕事「ナースエイド」を描いた医療小説。主人公・桜庭澪(さくらば・みお)は新人ナースエイドとして、星嶺大学医学部附属病院の統合外科病棟に配属された。技術至上主義の天才外科医・竜崎大河(りゅうざき・たいが)と時にぶつかりながら、患者の心に寄り添い、癒していく。
そんな澪がナースエイドを志したのは、半年前に起きた凄惨な事件がきっかけだった。ある日、澪の身辺に怪しい影が差し、事件がまだ終わっていなかったことが明らかになり──。患者の心に寄り添おうとする訳ありナースエイド・澪と、技術至上主義の天才外科医・大河。正反対のふたりが見つけ出した真実とは?
どんでん返しの連続に息を吞む、ノンストップ展開の傑作サスペンスだ。
■著者コメント
「この度、角川文庫75周年記念書き下ろし作品として、『となりのナースエイド』を刊行させて頂きます。
医療行為が一切できないナースエイドという立場で患者のために奮闘する主人公と、彼女とときにはいがみ合い、ときには協力しながら患者を救っていく天才外科医の物語です。
世間的にはあまり知られていないナースエイドという職業に焦点を当てるヒューマンドラマと、私が得意とする医療サスペンスを融合させ、皆様に楽しんで頂ける作品にすることができたと思います。
来年にはドラマ化も決定しておりますので、皆様、小説、ドラマともにぜひご期待ください。」
──知念実希人
■知念実希人さんプロフィール
ちねん・みきと/1978年、沖縄県生まれ。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、12年、『誰がための刃 レゾンデートル』(のちに『レゾンデートル』と改題し文庫化)で作家デビュー。15年、『仮面病棟』が啓文堂書店文庫大賞を受賞。18年より『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』『ムゲンのi』『硝子の塔の殺人』で本屋大賞にノミネート。他の著作に「天久鷹央」シリーズ、「祈りのカルテ」シリーズ、『傷痕のメッセージ』『ヨモツイクサ』など多数。
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