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「耳が聞こえない」ろう者の日常をありのままのエッセイに。人気YouTuberが出版。

ぼくは耳が聞こえない それでも妻と一緒に住んだら人生幸せになった話

   ろう者の日常を動画で紹介するYouTuber「みゆみゆチャンネル」がエッセイを発表した。

   みゆみゆチャンネルは、耳の聞こえない夫のトトさんと妻で聴者のゆっこさんの2人が運営するYouTubeチャンネルだ。

   2023年8月1日『ぼくは耳が聞こえない それでも妻と一緒に住んだら人生幸せになった話』(KADOKAWA)が発売された。

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   本書では、ろう者はどのような日常を送って何を考えているのかを、エッセイで紹介していく。

   また、ろう者と結婚した聴者の話、2人の間に生まれたお子さんの視点など、家族の目線での話が盛り込まれているのが興味深い。

   巻末には、2人の日常を描いたマンガも掲載される。執筆したのは、自身もろう者であるというマンガ家のミカヅキユミさん。

   ろう者として生活を送る人は多く存在する。そんな人たちの立場で考えるきっかけをくれる1冊だ。

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   トトさんは、幼稚園から大学までろう学校で過ごしてきたという。そのため、社会に出てから、コミュニケーションの取りにくさを思い知らされた。

   社会に出てうちのめされているときに妻のゆっこさんと出会い、物事に前向きに取り組めるようになったという。

   私たちが気づかないろう者の苦労について知ることができるエッセイ作品だ。当事者の声を受け止めることで、今後困っている人を見つけたときに手を差し伸べやすくなるかもしれない。

   本書の目次は以下の通り。

第1章 まずはマンガで2人の生活を綴ってみた
第2章 出会うまでの2人の人生がすごすぎた
第3章 聞こえない彼と聞こえる彼女、同棲を始める
第4章 かいちゃんの誕生と3人の新しい生活
第5章 そして、今だから思うこと

■みゆみゆチャンネルプロフィール
耳の聞こえない夫・トトさんと、聞こえる妻・ゆっこさんによるYouTubeチャンネル。トトさんは先天性の聴覚障がいを持ち、デフファミリーとして育つ。一方のゆっこさんは専門学校で手話を学び、その後、トトさんが働く特例子会社に通訳者として勤務。この出会いを機に2人は急接近し、娘のかいちゃんの妊娠を機に結婚。YouTubeでは、「耳が聞こえないからといって特別なことは起こらない」という思いのもと、ろう者の日常を発信。そのありのままを映した動画が多くの反響を呼び、チャンネル登録者17万人(2023年6月現在)を超す。

【YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UC2bV3HZNHoMm-K8gOKRDOng


※画像提供:KADOKAWA


 
  • 書名 ぼくは耳が聞こえない それでも妻と一緒に住んだら人生幸せになった話
  • 監修・編集・著者名みゆみゆチャンネル 著
  • 出版社名KADOKAWA
  • 出版年月日2023年8月 1日
  • 定価1540円(税込)
  • 判型・ページ数四六判、192ページ
  • ISBN9784046063441

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