2023年6月22日、研ナオコさんの新著『70歳、すっぴん人生』(Gakken)が発売される。研さんは、昭和にデビューした歌手・タレントで、今でもYouTubeで登録者数20万人以上のチャンネルをもつ人気者。今回は、現代の子どもたちにも届いているという、そのコントの面白さを支える考え方について紹介する。
研さんによると、YouTubeで昔の映像に手軽にアクセスできるようになったことをきっかけに、志村けんさんと研さんの古いコントが人気となり、一部の小学校では研さんのギャグ「なまたまご~」が流行しているという。
研さんは、コントを演じた当時を振り返りながら、志村さんとのコントは「やっているアタシ本人が一番楽しんで」いたと語る。演者がコントを楽しんでいれば、突き抜けた内容が生まれ、面白さが出てくる。逆に、演者に「バカバカしくてやってらんない」とネガティブな気持ちがあれば、そのコントは絶対に面白くならないとする。
これはコントに限った話ではなく、料理でも同じことが言えるという。「とりあえず食わせておけば騒がないし(笑)」とごまかしの気持ちで作った料理は、とくに子どもにはすぐ見抜かれてしまう。一方、作っている自分が「おいしいものが食べたい」と思って作ったものは、「やはりおいしい」と語る。
つまり、「自分が楽しくないと周りも楽しくならない」。「せっかく何かするなら自分がトコトン楽しまなくちゃダメ」。これが、研さんが長い人生で身につけてきた考え方なのだ。
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