家事を「やったつもり」の夫にイライラ......。
身勝手すぎる「自称愛妻家」に喝!
KADOKAWAから発売された『離婚メーター1 "自称"愛妻家な夫がヤバすぎる』(漫画原作:はるのコタン、漫画:はたほまめ)は、仕事を精一杯頑張りたい妻が「自称愛妻家」な夫の身勝手さに振り回され、「離婚メーター」が振るいまくる日々を描いたマンガだ。
「離婚メーター」とは、既婚者の誰もが心に秘めている気持ちの限界を表すメーターのこと。夫・孝一(35歳)にいちいちイライラする妻・真理子(29歳)のメーターは、毎日カチッ、カチーンと動いている。
朝、真理子は孝一より1時間早く起床する。身支度して、前夜に干した洗濯物をたたみ、朝食を作り、コーヒーを淹れる。いつもならお弁当も作るが、今日は早くから会議があるので「お昼は外食かコンビニで済ませてくれる?」と言っておく。孝一の反応は......
「えーーーっ お弁当ないの!? えーー... あのさぁ... お弁当作るのが面倒な時は サンドイッチとか簡単なものでも気にしないよ?」
「ほら 俺もゴミ出しとか手伝ってるんだからさ! 愛妻弁当がんばってほしいな」
ゴミ出しの用意をしたのは真理子で、孝一はそれを運んだだけ。お弁当は「面倒」ではなく、時間がないから作れなかったのに。それに、サンドイッチは「簡単」ではない。朝食を食べたらそのまま。片づけてと何回も言っているのに。話が通じなさすぎて、真理子はため息をつく。「ハァ...」
さらに、トイレットペーパーを補充しない。自分が先に帰った日も、スマホをいじりながら「おかえり ハラへったよ~ ご飯何?」と聞く。イライラしながら料理を出すと、「惣菜多くない?」「うちは母さんがぜんぶ一人でこなしてたからさぁ」などと言う。
厄介なのは、孝一にまったく悪気がないこと。DVや浮気をしているわけではなく、真理子に負担がかかっていることに気づいていないだけ。ゴミ出しや皿洗いを「手伝ってる」し、自分は「愛妻家」で「よくできた夫」だと思い込んでいるのだ。
真理子が忙しい毎日を頑張れているのは、こんな夫でも「離婚メーター」が振り切れないでいるのは、大好きな仕事があるから。それは外資系商社の社内翻訳。今は社内の報告書や資料の英訳をしているが、もっとスキルを磨いてフリーランスの翻訳家として活躍するのが夢だ。
小さい頃から英語を使う仕事に憧れ、大学でも就活でも努力してきた。就活中には、結婚や出産を理由に「うちの会社 女性は海外には行けません」と言われたり、「もし行きたいなら... うちの社員と結婚したら駐在妻として行けますよ」と勧められたりしたこともあった。
性別関係なく評価してもらえる、絶対的なスキルが欲しかった。そしてようやく内定をつかんだのが今の職場だった。
共働きなのに家事に非協力的な孝一に腹が立つ。それでも、大好きな仕事をして、少しずつ夢に近付いていて、愚痴を聞いてくれる友達もいる......。毎日が充実しているから、家庭内のイライラにも耐えることができた。
そんなある日、孝一の転勤が決まった。孝一の中で真理子の退職は、すでに決定事項のようだった。
今の仕事が大事で、辞めたくない。かと言って、一人で残ることは考えられない。真理子は孝一についていくことを決めた。ところが、転勤先での生活は試練の連続だった! 真理子の「離婚メーター」は、いよいよ振り切れてしまうのか。夫婦の行く末は――?
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