最新の疫学研究によると、腸内環境の改善はがん予防に有効なことがわかってきている。免疫力を高めることが、がん発症を防ぐという。
とはいえ、どのような食事を心がければ良いのだろうか。このたび、がん専門医の石黒成治さんが、20年以上にわたる外科治療や最新の医学データをもとにした、がん予防のための食事法を解説する本が出版された。
石黒さんは、消化器外科医でヘルスコーチ。SNSでも積極的に情報発信を行っており、YouTubeチャンネル「Dr Ishiguroの健康スクール」は登録者25万人を超える人気だ。著書『専門医が教える がんにならない食事法』(KADOKAWA)では、がん予防にプラスな食事とマイナスな食事を解説していく。
例えば、添加物たっぷりのカットサラダに添加物たっぷりのドレッシングをかけていると、一見健康そうなサラダでも、がん予防の観点ではマイナスとなってしまうそうだ。
石黒さんによると、私たちの体には、毎日5000個以上のがん細胞が出現しているという。
「しかし、自己免疫力を常に高く保っていれば、がん細胞はことごとく駆逐され、がんの発症リスクは抑えられます。がんが発症するまでの潜伏期間は10年以上。この期間にがんを死滅させる時間はたっぷりあるはずなんです。そのためには、腸内環境を整え、免疫力を高く維持するための「日々の食事」が重要なのです。」
本書では、がん予防にプラスな食品、マイナスな食品とは何か、また、その組み合わせや調理などの実践方法を具体的に紹介している。
目次は以下の通り。
第1章 「腸内環境」を改善し、自己免疫力を高めることで、「がんを防ぐ」
第2章 「がん予防」にマイナスな食品 =がんのリスクを爆上げするもの
第3章 「がん予防」にプラスな食品 =がんのリスクを最小化するもの
第4章 がんを防ぐ食事法 「1975年の日本の食生活」 第5章 がんを防ぐ実践レシピ
■石黒成治さんプロフィール
いしぐろ・せいじ/1973年、名古屋生まれ。1997年、名古屋大学医学部卒。国立がん研究センター中央病院で大腸がん外科治療のトレーニングを受ける。その後、名古屋大学医学部附属病院、愛知県がんセンター中央病院(当時)、愛知医科大学病院に勤務し、20年以上消化器外科手術を行ってきた。現在は予防医療を行う健康スクールを主宰しヘルスコーチとして活動中。著書に『食べても太らず、免疫力がつく食事法』(クロスメディア・パブリッシング)『医師がすすめる 太らず病気にならない 毎日ルーティン』(KADOKAWA)、翻訳書に『細胞が生き返る奇跡の「脂」食革命: 体の"代謝システム"を変える食事法 』(三笠書房)がある。
YouTubeチャンネル「Dr Ishiguroの健康スクール」:https://www.youtube.com/c/guroguro114
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