日本人が一生のうちに「がん」と診断される確率は、男性が65%、女性が50%(最新がん統計 2018年データに基づく)。2人に1人は罹患するにも関わらず、多くの人はがんについて「なんとなく」しか知らないのではないだろうか。自分や身近な人ががんと宣告されたとき、治療費や検査方法など疑問はつきない。今回は、がんにかんする疑問に答えてくれる1冊を紹介する。
2月3日、『がんの?に答える本 がん相談ホットラインに寄せられた100の質問と回答』(学研プラス)が発売された。
本書は、「がん相談ホットライン」に日本全国から寄せられた100の質問と回答がまとめられている。運営の公益財団法人・日本対がん協会は、1958年からがん予防や検診の推進、支援などの活動を行ってきた。
「がんの検査では何をするの?」「放射線療法ではどんな治療が行われる?」「がんの治療費はいくらくらいかかる?」など多くの人が気になる質問に、丁寧に回答している。
さらに、がん治療での懸案事項や、仕事や退院後の生活のことまで多くの知識や経験をもとに詳細に解説されている。
なかには「治療中にお酒を飲んでもいい?」「治療中や治療後にセックスをしてもいいの?」といった医師には聞きづらい質問や、「職場の仲間に病名を公表すべきか迷う」「治療費がかさみ、子どもの学費を捻出できない」「再発で根治は望めないと言われ、気力が奪われた」といった、切実な悩みも。
また、「パートナーががんに。仕事をしながらどう支えていけばいい?」「在宅医療にはどんな準備が必要?」「終末期医療について、家族はどう考えたらいい?」...など、患者を支える家族の疑問にも答えている。
がんを告知された方だけでなく、家族にとって「本当に知りたいこと」が書かれた1冊。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?