2023年3月31日、女性誌や大手セミナーで大人気の鍼灸院院長・鈴木知世さんの新著『東洋医学式 60歳から始める!人生100年の養生術』(徳間書店)が発売された。
新型コロナウイルスの流行により、自分の体は自分で守ることが大切だという認識があらためて広まった昨今、健康志向は心と体という新たなステージへと進んでいる。なかでも注目を集めているのが東洋医学だ。
本書は、現代のライフスタイルに合わせて使える東洋医学をまとめたもの。「臓腑を整え、老化をできるだけ遅らせる養生術」、「疲れをためない養生術」、「認知症と寝たきりを予防する養生術」「薬を用いず、手軽で簡単にできる健康法」を丁寧に解説。「食事方法」「運動」「睡眠法」「思考術」など、60歳を超えたら変えるべき生活習慣を指南している。
「男性は40歳、女性は35歳で老化を感じ始める」、「老化は「肺」と「腎」からやってくる」、「ぷち断食で疲れた臓腑を浄化する」、「季節に合わせた睡眠で疲れをとる」、「触れ合うことが認知症の予防になる」、「脳の血流をあげる耳もみ健康法」など、老いても元気に健康で過ごす知恵が詰まった1冊だ。
【目次より一部抜粋】
第1章 100歳で元気をめざす 60歳から始める養生術
・平均寿命は延びたが、健康格差は激しい
・生命力の源は臓腑が元気であること
・60歳を超えたら、「12年ごと」にステージが変わる
第2章 陽から陰へ~老化と東洋医学
・養生の土台となる体で、「陰陽」のバランスを取る
・五つのエネルギーを上手に使って養生していく
・東洋医学の五臓の働きを知る
第3章 疲れを翌日に持ち越さない養生術
・「食品の寒熱」を意識する
・疲れをとる食養生は、「5:3:2」の割合で
・眼精疲労に効く「5分間ホットタオル」
第4章 六蔵六腑を整える「十二時辰養生」
・六蔵六腑の特性を活用した「十二時辰養生」
・六蔵と六腑は表裏の関係
・臓腑の活性時間によって養生が変わる
第5章 認知症と寝たきりにならないための養生術
・日本人の寿命と五臓の衰え
・認知症の予防と寝たきりの予防は「不即不離」
・認知症とアルツハイマー病の違いとは?
・笑いと喜びで五臓の「心」が安定する
・春と夏は歩幅を少し広くして歩く
・100回噛んで100歳元気をめざそう
■鈴木知世さんプロフィール
すずき・ちせ/仁愛中国鍼灸院院長。鍼灸師・東洋医学研究家。東京都生まれ。学習院大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)に入行。頸部の怪我をきっかけに医療に興味を持ち、米国の邦人向けクリニック勤務、医療財団法人の事務局長も兼任。2003年、西洋医学と東洋医学の長所を融合した、中西結合医療の総合病院(中国広東省/広州中医薬大学付属医院)で邦人部門プロデューサー、及び通訳に。日本でも中西結合医療が必要という信念のもと、鍼灸師の資格取得(呉竹鍼灸柔整専門学校卒)。神奈川県横浜市内の内科・泌尿器科医院で鍼灸治療部門を立ち上げる。2014年、同県大和市内にある仁愛中国鍼灸院の二代目院長となり、延べ3万人以上の患者を治療。ゴルフ・気象関連サイトにて、四季養生法などを監修。著書に、『東洋医学式カラダとココロの整え方 新装版』(河出書房新社)、『1週間に1つずつ。いつも調子がいい人の体を動かす習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。
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