フリーランサーでシングルマザーの星わにこさんはコロナ禍で仕事が激減してしまった。高校生のひとり息子がいるのに...。
そこで、マネーセラピストとともにライフプランを見直すことにしたという。家計・年金・老後資金の見直しから投資や相続までお金に関する課題は盛りだくさん。これから老後に不安を抱える方にも参考になる話だ。
2023年2月22日にコミックエッセイ『53歳シングルマザー ライフプラン見直しました』(世界文化社)が発売された。
本書は著者がプロとともにライフプランを見直していく様子をコミックエッセイで紹介していく。
第1章では、通帳や印鑑の場所、パスワードの把握など、家を片付けるところから始めていく。やりやすいところから見える化をしていこう。
第1章「人生の見える化」─私がいなくなったらどうなるの?
話は3年ほど前にさかのぼる/エンディングノートが書けない!?/まずは、家を片付けろ!?/ネット口座に40万円!?/もしもの時の連絡先は
第2章では、自分がやりたいことを知るために、「気がかり」を整理する。星さんにとって一番の気がかりは「空き家の実家をどうする問題」。どのように解決したのだろうか。
第2章「ライフプラン」─ライフプランって何?自分のやりたいことを知る
エンディングよりライフデザイン?/ライフプランを考え直す/「気がかりリスト」を退治しろ/空き家の実家をどうしよう/「やりたいことリスト」はやる気スイッチ!/子離れの準備はどうしたら?
第3章のテーマは「マネープラン」だ。当面必要なお金を算出すると不安が消える。いくら貯めればよいか把握しておこう。
第3章「家計を知る」─どんぶりでOK!!マネープランを知れば不安が消える
人生100年シミュレーションしたら老後は赤字転落!?/生きていくためのマネープランを学ぶ!/子どものお金について知る/当面必要なお金はいくら?/家計管理はどんぶりでOK!/老後マネーのプランニング?/投資って何?/病気と医療費について知る/長生きリスクって?/人とのつながりも大切に/子どもと家計について話し合おう
第4章ではエンディングノートの必要性を説いている。エンディングノートは入院・介護の時用、亡くなった時用の2冊用意していくのがオススメ。身の回りを整理していこう。お礼の言葉や遺言状もこの機会に書いておくと安心だ。
第4章「エンディングノート」─エンディングノートは未来の自分と子どもへの手紙
エンディングノートの必要性/エンディングノートは2冊に分けて書こう!/未成年後見人について遺言書を書く/ヤングケアラーになる可能性も!?/医療の希望を書いておこう/お葬式やお墓はどうするの?/家系図をまとめておこう/知らせてほしい人リストとお礼の言葉/身の回りの整理/デジタル遺産はどうするの?/メッセージ動画を残そう/ノートの保管場所とバッグの用意
先のことを考えると不安で、何から手を付けたらよいかわからないという方も多いのでは。不安の正体を見極めるためにも、現状を把握することは大切だ。まずは、通帳や印鑑を探すところから始めてみてはいかがだろうか。
<プロフィール>
■著者:星わにこさん
ほし・わにこ/コミックエッセイスト。着物に関するお役立ち情報WEBコラム「オトナの着物生活」(いち利モール)を10 年間連載中。著書に『その着物、どうする? 好きだから知っておきたい保管・メンテ・処分の方法』(河出書房新社)、『「愛のあるユニークで豊かな書体。」フォントかるたのフォント読本』(共著・エムディエヌコーポレーション)ほか。
■監修者:安田まゆみさん
やすだ・まゆみ/女性を応援するマネーセラピスト。著書に『そろそろ親とお金の話をしてください』(ポプラ新書)ほか。「一般社団法人エンディングメッセージ普及協会」理事長、「元気が出る お金の相談所」所長
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