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「俺の花嫁に対して何様のつもりだ?」最強のあやかしに溺愛されすぎて困る! 冷酷御曹司の恋人救出作戦<noicomi 鬼の花嫁>

鬼の花嫁 1

 「見つけた 俺だけの花嫁を―――」
 最強のあやかしに、身も心もドロドロに溶かされる!

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©富樫じゅん・クレハ/スターツ出版

 コミックシーモアで人気の『noicomi 鬼の花嫁』(作画/富樫じゅん、原作/クレハ)は、「みんなが選ぶ‼電子コミック大賞2023」の大賞を獲得し、コミックシーモア史上初の4 カ月連続月間総合ランキング1位を記録、シリーズ累計100 万部を突破した超人気作品。あやかしと人間が共生する日本で虐げられる少女が、最強のあやかしに見出される、ファンタジック・ラブストーリーだ。

妹と比べられ、家族に愛されなかった孤独な少女

 多くの国を巻き込んだ世界大戦は、日本にも甚大な被害と悲しみを生み出した。絶望の中、人々を救ったのは、それまで人に紛れて陰の世界で生きてきた「あやかし」たちだった。

 優れた容姿と能力を持つあやかしたちは、時に人間の女性たちの中から"花嫁"と呼ばれる運命の存在を見出す。中でも、最も強く美しいとされる「鬼」の花嫁に選ばれることは、女性にとって最高の名誉である――。

 そんなあやかしと人間が共生する日本で、主人公・柚子(ゆず)は、最悪な人生を送っていた。

 物心がついた時には、すでに両親の関心はひとつ年下の妹・花梨(かりん)に向いていた。花梨は、幼い頃から社交的で愛想も良く、甘え上手だった。これならきっと、あやかしの花嫁になれるはず――そう期待した両親は、借金までして彼女をあやかしの学園へ送り込み、美しい「妖狐」の花嫁にした。「妖狐」の実家からは資金援助が出て、両親を喜ばせた。それから、柚子は愛されなくなった。参観日が重なると、両親は柚子の方には来ない。熱を出しても「ただの風邪だから寝てれば治る」と放置される。そのうち、柚子は家族から愛されるのを諦めるようになっていく。

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「noicomi鬼の花嫁」©富樫じゅん・クレハ/スターツ出版

 そんな状況でも、柚子は健気に生きてきた。祖父母には愛され、高校では彼氏もできたはずだった、のだが――。

「ごめん、別れてほしいんだ」
「どうして? まだ付き合って3か月なのに...」
「好きな人ができたんだ...花梨ちゃん」
「か...りん? どうしてあの子が出てくるの?」

 よりにもよって、彼氏は花梨にひと目惚れしたのだという。失意のなか家に帰ると、今度は花梨が、柚子が祖父母からプレゼントされた大切な洋服を渡せと迫ってきた。増長した彼女は、姉である柚子を召使いのように扱うようになっていたのだ。あまりの仕打ちに耐えかねた柚子は、ついに花梨にビンタで反撃してしまう。するとなんと、花嫁を傷つけられて怒った「妖狐」は、炎の力で柚子の腕を燃やしてしまった。

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「noicomi鬼の花嫁」©富樫じゅん・クレハ/スターツ出版

「お前を苦しめる奴を、俺は許さない――」怒りに燃える運命の人

 心身ともに疲れ果てて夜の街をさまよう柚子。そこで出会ったのは、柚子を「俺の花嫁」と呼ぶ男だった。彼の名はあやかしの頂点に立つ鬼・鬼龍院玲夜(れいや)。漆黒の髪と紅い瞳を持つ美男子・玲夜は、鬼を率いる鬼龍院家の次期当主でもあった。

 あやかしは、自分の花嫁にふさわしい女性をひと目で見抜くことができるという。玲夜から運命の花嫁であると告げられた柚子は、問答無用で抱きしめられ、花嫁になることを迫られる。柚子は、玲夜に一つだけ質問をした。

「あなたは私を愛してくれる?」
「ああ お前ひとりを愛そう 俺の花嫁」
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「noicomi鬼の花嫁」©富樫じゅん・クレハ/スターツ出版

 柚子を花嫁にした玲夜は、花嫁を苦しみから救い出すために動き出す。「俺の花嫁に対して何様のつもりだ?」「お前を苦しめる奴を、俺は許さない――」。運命の出逢いから始まる和風あやかしシンデレラストーリー、ついに開幕!


※画像提供:©富樫じゅん・クレハ/スターツ出版





  • 書名 鬼の花嫁 1
  • 監修・編集・著者名富樫じゅん(イラスト)クレハ(原著)
  • 出版社名スターツ出版
  • 出版年月日2022年8月25日
  • 定価715 円 (税込)
  • 判型・ページ数B6判・208ページ

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