「みなさんは、人生において『悩んでいる時間』はどれくらいあるでしょうか?」
偏差値が低い、周りに東大受験生が全くいないなど、困難な状況から東大合格を果たした「逆転合格東大生」の集団「東大カルペ・ディエム」。彼らによる『「悩む」を時短する! 東大式感情コントロール術』(主婦の友社)が1月30日に発売された。
孤独を感じる、些細なことでイライラする、どうしてもやる気が出ない、人と比べては劣等感を抱いてしまう、ひとつのことをいつまでも引きずってしまう......。
人の生活や、ときに人生までもを狂わせてしまう「負の感情」。そんな負の感情に支配されず、気持ちを切り替えるにはどうしたらいいのだろうか。
「東大カルペ・ディエム」が心理学や脳科学を利用し、科学的な解決法、環境、しくみを徹底分析した本書。現役東大生と東大出身者にも調査を実施し、「東大カルペ・ディエム」代表の西岡壱誠さんを監修に迎え、気持ちを切り替える感情コントロール術を伝授する。
■自分の思考タイプを知ることで、より的確な解決策を選べる
まずは、読者が自分の思考タイプを分析できる「タイプ分け診断」から。
西岡さんによると、頭のいい人は自己理解ができる人。東大生は、驚くほど自分の弱点に自覚的。そして弱点を理解しているからこそ、弱点に対応するすべを持っているのだという。
つまり、悩んでしまう前に、まずやるべきことは自己理解。自分の弱点を知ってこそ、的確な対策をとることができるのだそうだ。
■タイプ別の解決策が一目でわかる
悩みごとに、家族・友人・仕事・プライベートというカテゴリー別のシチュエーションイラストを掲載。各々の日常に当てはめやすい構成になっている。タイプ別の回答とともに、「東大式コントロール術」も紹介している。
自分のタイプ以外の回答を見ると、解決策の幅がさらに広がる。他のタイプの回答も参考にしてみよう。
■負の感情に振り回されないメソッドを集結
シチュエーションイラストの次のページからは、タイプ別の解決策をくわしく解説。本書は15の悩みを取り上げ、それぞれに4タイプの解決策を提示。全部で60のメソッドを紹介している。
本書のはじめに、1日2時間悩んでいる人は、1年で730時間、およそ30日悩んでいるだけで終わってしまう、とある。そうならないためにも、「悩む」を時短しよう!
「今回この本を書くにあたって、僕はいろんな東大生たちに協力してもらいました。アンケートやインタビューなど、最終的に手伝ってもらった東大生は40人を超え、みなさんには彼ら彼女らがどう自分の悩みと向き合っていたのかをお伝えします。
また、モチベーションの上げ方や、不安の解消法について発信している東大卒でYouTubeチャンネル登録者数約13万人(2022年12月時点)の勉強法デザイナー・みおりんさんにも協力していただきました。
みおりんさんは、ご自身の社会人経験も生かしながら、悩みとの向き合い方に対する回答を考えてくださいましたので、ぜひ参考にしていただければと思います」
(西岡壱誠)
■目次
第1章
自分とはどんな人間なのか、
それを知ることが悩みを解決する最強の近道
第2章
どうしようもない不安と
襲いかかる孤独感を吹き飛ばす
第3章
人とくらべてはいだいてしまう劣等感と
自信のなさを払拭する
第4章
止まらないイライラ、
こみ上げてくる怒りを消し去る
第5章
無気力、やる気が出ない状況と向き合う
第6章
いつまでたっても引きずってしまう 後悔という感情に支配されない
■東大カルペ・ディエム
2020年に西岡壱誠を代表として設立。西岡を中心に、多くの「逆転合格」を果たした現役東大生が集まり、日々教育業界の革新のために活動している。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)の編集などのほか、東大生300人以上を調査し、多くの画期的な勉強法を生み出す。また「リアルドラゴン桜プロジェクト」と題した教育プログラムを中心に、全国20校以上でワークショップや講演会を実施。年間1000人以上の学生に勉強法を教えている。
■西岡壱誠さんプロフィール
にしおか・いっせい/1996年生まれ。偏差値35から東大を目ざすも、現役・1浪と2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した勉強法により、偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、在学中の2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立、代表に就任。全国の高校で「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施、高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。テレビ番組「100%!アピールちゃん」(TBS系)では、タレントの小倉優子さんの早稲田大学受験をサポート。また、YouTubeチャンネル「ドラゴン桜【公式チャンネル】」を運営し、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。著書『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』『「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文』『「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考』(いずれも東洋経済新報社)は、シリーズ累計40万部突破のベストセラー。
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