幽霊なんかこわくない。一番の恐怖は、人間の執着心だから――。
人間関係の難しさと怖さをリアルに描いた傑作マンガ!
KADOKAWAから発売された『【2冊合本】人間が一番怖い ちなきちセレクション』(著者:ちなきち)は、Instagramで絶大な人気を誇るちなきちさんの代表作『扉の向こうに誰かいる。 男たちがずっと私を監視しています』『その人って本当に、ママ友ですか?』の2冊をまとめた合本版電子コミックだ。
『扉の向こうに誰かいる。 男たちがずっと私を監視しています』は、モラハラ彼氏と見知らぬ隣人から監視される女子大生の話。
単身上京したばかりの女子大生・ちな。事故物件かと見紛うほど年季の入ったアパートで、一人暮らしを始める。高校までは男子が苦手で人見知りで、冴えない感じだった。せっかくの大学生活を謳歌してやる~! と意気込んでいたが、夏になっても彼氏ができない。しかもアパートの壁は薄すぎて、隣室のテレビの音が丸聞こえ......。
そんな惨めな日々を送るなか、ちなは合コンに参加した。そこで違う学科の先輩・Aくんに一目惚れ。猛アプローチの末、交際にこぎつける。人生初の彼氏ができ、毎日がとても楽しかった。しかし、ちなはしだいに違和感を覚え始める。
Aくんに誕生日プレゼントを渡すと、「こんなふうに祝われるのはおかしい」と謎理論を展開して不機嫌になる。自分以外の男を近づけないためにバイトを辞めさせ、サークルの飲み会にも行かせない。二言目には「別れる」と脅し、生活を監視してくる。
そう、Aくんはとんでもないモラハラ男だったのだ。このまま付き合っていていいのかと、ちなは悩む。しかし、覗き穴から隣人に監視されていることには、まだ気づいていなかった――。
『その人って本当に、ママ友ですか?』は、知り合いのいない土地でワンオペ育児をする主婦と、ヤバいママ友の話。
夫の転勤で知り合いのいない土地で暮らすことになった主婦・サキ。イヤイヤざかりの息子(3歳)と2人きりのワンオペ育児は地獄のよう......。夫は慣れない環境に疲れたのか、かつての優しさが噓のようにキツくあたってくる。
悩みや愚痴を話す相手がいない。息抜きをする余裕もない。孤独感に潰されそうになっていたサキを救ったのは、SNSで知り合ったママ友だった。「つらい」という気持ちに「いいね」のハートボタンで共感してくれるママ友の存在が、サキの傷を癒やした。
意気投合し、互いの家を行き来する仲になった頃、ママ友・リカコに疑念を抱くことになる。サキより年上で、落ち着いていて品があるリカコ。しかし、リカコが家に来るたびに物がなくなっていくのだ!
「このあいだ『駅前のショッピングモール』で買っちゃったの」と噓を吐き、サキのワンピースを平然と着ているリカコ。明らかな窃盗なのにサキは何も言えない。それを言った瞬間、ママ友との関係が終わってしまうと思ったから......。
隣人、恋人、ママ友。ちょっとしたきっかけから他人に執着される恐怖を描いた2作品。怯える彼女たちを待ち受ける結末は――?
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