熱量が空まわりする大学院生たちの、不器用で青春すぎるひととき。小さな熱から、心躍る一歩が生まれる――。
2022年9月7日、現役美術講師のイトウハジメさんが大学院生時代を振り返り描くエッセイ漫画『美術学生イトウの足跡 若手研究者たちの目まぐるしい日常』(イースト・プレス)が発売された。
イトウハジメさんは、『イトウ先生、授業の時間です。 美術教師と生徒たちの、かみあわない日々』や『放課後のオレンジ イトウ先生の美術ノート』などの著書で知られる人気美術講師。本書は、教育学部を舞台に、若手研究者たちの不器用で眩しい日々を描く美術学生シリーズの完結編だ。
鉛筆画を中心とした、瑞々しさや焦燥感が伝わってくるモノクロ、カラーページが満載。その当時にしか描けない、著者ならではの風景の切り取り描写や作画タッチなどが顕著に反映されている。
答えのない世界へ、今日も道を探しにゆく若手研究者たち。後輩が巣立ち、そして先輩も旅立ち、今度は自分たちの番に。研究し続けること、学び続けること、知らないことを知ることは楽しい一方、なかなか成果がでずに悶々とする日々も。
美術系、数学系、文学系、家政系......研究に明け暮れる大学院生たちの、苦悩と葛藤、喜びと笑い。熱量が空まわりする彼らの、くすっと笑える日常は、どこか眩しくもひたむきな姿であふれていた――。
【著者_冒頭ごあいさつより一部抜粋】
博士課程で過ごした年月は、一人前の研究者になるための道なき道でしたが、ぼくを含め登場する人物たちの思考と悩み、彼らの日常から笑いや熱を感じ取っていただけましたら嬉しいです。
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