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「本×〇〇」が新しい。本好きが行きたいスポット&イベント最新情報

(施設名)ちえなみき

 まだまだ暑いが、これから読書の秋がやってくる。今回は全国の「本をめぐる新しいチャレンジ」として、直近の注目ニュースを5つ、ピックアップして紹介したい。

カフェ&ワークスペースも充実した知的空間

1.図書館と本屋のいいとこどり!「ちえなみき」が敦賀駅にオープン

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JR敦賀駅西地区にオープンする「ちえなみき」内観

 2022年9月1日、丸善雄松堂とグループ会社である編集工学研究所によって、全国でも珍しい公設書店「ちえなみき」が、福井県内のJR敦賀駅西地区で供用が開始される。書籍空間と、良質な情報や体験に触れる機会を提供する、知育・啓発施設だ。

 同施設は、新刊だけでなく、絶版本や洋書、古書など3万冊超の蔵書を誇る。一般的な書店のように文庫・マンガなどジャンル別に区分したり、出版社・作家別に並べたりする方法と違い、テーマや内容を軸にそれぞれの本を並べている。そのため、自分の興味のある分野について、普段は手に取らないような思いがけない良書にも出合いやすくなりそうだ。

 さらに、施設内にはワークスペースやミーティングスペースのほか、市内の老舗店を誘致したカフェスペースなども。老若男女を問わず、「知」に触れる楽しさにどっぷり浸れる空間だ。

2.良いタイトルの本だけを紹介 「good title books」と高崎商科大がコラボ

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ウェブ本屋と大学図書館が異色のコラボ

 9月10日、良いタイトルの本だけを紹介するウェブショップ「good title books」と高崎商科大学(群馬県高崎市)がコラボし、「good title books@TUC図書館」がリアルオープンする。

good title booksは、「良いタイトルはこの世界に対する応援歌であり1行のラブソングであり人類の先輩からのメッセージ」という考えのもと、元電通のコピーライターである代表の倉成英俊さんが長い間収集してきた書籍を紹介・販売しているウェブ上の本屋。今回のコラボでは、それら実物の書籍を高崎商科大学の図書館で手に取ることができる。

3.学び続ける大人を支援する「未来の本屋研究所」プロジェクト始動

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「未来の書店」実現を目指すプロジェクト

 オンライン生放送学習コミュニティなどを運営するSchoo(スクー)は、「Schoo×本屋B &Bコラボブックフェア『#実は働くヒントをくれる本』」を開催する。9月26日から約2週間、下北沢の「本屋B &B」で実施。

 「時代に合わせて形を変え、知を提供する場」としての書店、いわば「未来の書店」の実現を目指す「未来の本屋研究所」プロジェクトの第1弾となる。

 これは、書籍販売だけでなくイベント配信など新しい試みに取り組んでいる「本屋B &B」と連携した、読者共創型のブックフェアだ。今回は「#実は働くヒントをくれる本」というテーマに沿った選書をSNSで募集。その一部は、選書のコメントと一緒に特集棚で展開される。

 選書はツイッターでハッシュタグを付けて投稿するだけなので、誰でも気軽に参加できるのも魅力だ。

4.静岡の本好きが集合!「ブックフェスタしずおか」

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ブックフェスタしずおか

 10月1日から31日までの1ヵ月間、「ブックフェスタしずおか」が開催される。主宰は、みんなの図書館さんかくを運営する一般社団法人トリナス。静岡県立図書館と静岡県書店商業組合の協力のもと、静岡県全域を本文化で盛り上げようというプロジェクトだ。

 

 10月22日(土)には、グランシップ静岡にて本に関わる12人のゲストが4つのテーマで本の未来を語り合うイベントが行われる。同日には芝生広場でブックマルシェが開催される予定だ。

 また、「東中西イベント」と題し、県東部では走る本屋さん高久書店の店主、高木久直さんが、中部では元福音館書店の編集者で児童文学作家の斎藤淳夫さんが、西部では京都橘大学教授、嶋田学さんが、それぞれ講演会を開くことも決まっている。

5.地元商店街も参加する前橋市の新しいブックフェス「前橋BOOK FES 2022」

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「本のトレード」イメージ

 10月29日~30日、群馬県の前橋市まちなかエリアで、「前橋BOOK FES 2022」が初開催される。「本でみんなが元気になる」をテーマにした、新しい形の本のフェスだ。地元商店街も参加し、本と本、人と人、人と街の新しい出会いをつくる。

 会場内には、本好きがおすすめの蔵書を持ち寄り、そこに込めた思いとともに他の人へ引き継ぐ......という、本好きどうしの交流を楽しめる「本のトレード」(※)エリアが。

 さらに、前橋市や地域の外のさまざまな団体ともコラボし、食・音楽・アートなどのイベントで街中を盛り上げる、新しい形の「本のフェス」を目指している。

 8月17日~9月26日の期間には、最終目標金額が3000万円のクラウドファンディングも実施中。10人限定でエグゼクティブプロデューサー・糸井重里さんにキャッチコピーを制作してもらえるコースなど、豪華なリターンが複数用意されていて、こちらも要注目だ。

リターンの詳細→100万円のコースが即日完売! 本のフェス「前橋BOOK FES 2022」クラウドファンディング、リターンも豪華

※「本のトレード」参加には有料の参加パスポートが必要。価格やシステム等は後日に発表予定。

 従来の書店や図書館の役割をアップデートするような、新しい試みが次々にスタートする季節。今までなら手に取らなかったような、まだ見ぬ良書にも出会えるかもしれない。


※画像提供:丸善雄松堂、高崎商科大学・高崎商科大学短期大学部、Schoo、一般社団法人トリナス、前橋BOOK FES実行委員会


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